【漫画紹介】ピンポン 松本大洋
今回はわりとメジャーな作品を紹介。
映画化もアニメ化もされて知ってる人も多いはず。
松本大洋先生の漫画「ピンポン」です。
その名の通り、卓球の話で主人公たちは高校生なんですがどちらかといえば青春とか友情とかがメインだと俺は思ってます、てか卓球のルールも知らなくても十分に楽しめる作品です。
メインキャラクターは5人なんですが全員魅力があっていいです、なんか実際に居そうだなーと思わせるいい具合のキャラ付けです。
明るくて単純なペコ、無口で無表情なスマイル、いかにも強豪のトップな雰囲気のドラゴン、才能の無さになやみながら努力し続けるアクマ、祖国では通用せず日本に来ることになったチャイナ。
話を読んでいくと今言った一言の紹介だけではない面が表れてきて一気に読める作品でした。
一番お気に入りのキャラはアクマですね、努力したはずなのに認められなかったり、挫折したり、そういう経験がある人には他人事と思えなくなるんじゃないでしょうか。
「どこ見て歩きゃあ褒めてくれんだよ!」
アクマのこのセリフが一番ぐっときました、才能がなくても明日は来るし人生は続きます、それでも続けることができる人は少ないんじゃないでしょうか。
物語の最後には皆おさまるところにおさまって終わるさわやかな終わり方をしてくれるので安心してオススメできます。